オプスデータ株式会社様

ご協力:代表取締役社長 中野 賀通様
ご利用サービス:アノテーション
URLhttps://www.opsdata.co.jp/

AI技術を保有し、ユーザーニーズや広告効果の分析など、EC関連サービスに特化したデータサイエンス事業を展開している
オプスデータ株式会社様。当社のアノテーションサービスをご利用いただいております。
今回は、代表取締役社長の中野様に当社アノテーションサービスの導入背景や効果などをお聞きしました。


―はじめに、貴社についてお聞かせください。

中野様:弊社は、特にグローバルを中心としたAIを活用したプロダクト開発を手掛けている会社です。元々は、東証一部上場会社のAIの研究開発機関のような立ち位置からスタートして、コロナの影響でスピンオフし、設立した会社です。オプスデータ株式会社の「OPS」は、OpenSourceとOperations(業務の運用)の意味を持っており、日常的に溢れる業務のデータを使って利活用するというのが、社名の由来となっています。価値を生み、好循環を作るという目的のもと、日々やらせていただいています。

―アノテーション業務の外注を検討される背景として、貴社が抱えていた課題を教えてください。

中野様:弊社は、一部AIの受託開発や自社のプロダクト開発を行っております。AIのモデルを育てる上で、大量の教師データが必要になる場合があり、突発的にボリュームが増えたり減ったりと、対応のボリュームに幅がありました。これを内部リソースだけで処理するのは不十分であると判断し、外部に委託することにしました。

3分の1の工数削減を実現!

―PTWベトナムに依頼した決め⼿は何ですか。海外の企業を使われることに抵抗はなかったでしょうか。

中野様:日本語の部分でかなり学習速度が速いというところが、1番の決め手となりました。他社さんも含めて検討した中で、御社は初見のデータに対して間違うことはあっても、そこからの軌道修正やメンバー内での横展開をしっかりされていて、かなりの精度でデータが上がってきたので、日本人でも難しいようなデータを作るようなところも含めて、お願いしてみようとなりました。細かいニュアンスも含めて、日本人と全く
遜色ないレベルですので、海外の企業だからといった心配は全くなく、むしろ全幅の信頼を置かせていただいています。

―導入後、変化や良かった点は何かありますか。

中野様:他社さんに比べて、マネジメントの工数がだいぶ少なくなりましたね。当初、マネジメントが必要という前提でプロジェクトを走らせていましたが、実際の稼働は、想定の3分の1程度でした。オペレーションコストも3分の1に下がり、かつ高品質で納期の遅れもない点は、抜群に良かったなと感じています。社内のメンバーからも、御社に業務をお願いできませんか?という依頼が当たり前のように上がっていることも、
大きな変化ではないかと思います。

企業側に寄り添った最高のサービスを提供

―当社メンバーとのエピソードで、印象に残っている事を教えてください。

中野様:御社のスタッフさんに業務に関してフィードバックさせていただくことがあるのですが、その際、フロントに立っているベトナム人の
管理者さんから、「どういった考え方でそうなるのか」といった、物事の表面的な部分を知るだけではなく、背景や思考回路を深掘りして質問
していただくことがあります。単純な指示だけではなく、その先の意図として何があるのかというところまでを、メンバー全員に周知・共有している姿を見て、クライアントワークとしては、最高峰の寄り添い方だなと感じました。

―他の社員様や現場からの声や感想を教えてください。

中野様:ベトナムとの業務に関わっている2名からは、想定より工数が少なくなったと高評価を貰っています。直近で対応していただいた案件も、アノテーションしていただく前のデータの精度が約60%だったのに対して、御社対応後は精度が98%に上がっていました。こちらの工数を無駄に割くことなく、むしろ想定より遥かに少ない工数で管理ができているので、現場も大変満足しているようです。

2社間のハイブリットな仕組みに今後も期待

―今後、PTWベトナムに期待していることを教えてください。

中野様:今後、更に高いレベルの業務をお願いしようと考えています。アノテーションは、チャットGPTでもできるのではないか?と思う方もいらっしゃると思いますが、日本語の細かいニュアンスや背景の理解は、現段階ではAI単体では難しいんですね。ですので、弊社がAIが生成したデータを、御社の目で強化していくといったハイブリットな仕組みを、ぜひ今後も一緒に続けていければと思っています。

―本日はお忙しい中、長時間にわたりご協力いただき、ありがとうございました。

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